2018年03月24日(土) | お知らせ(事務局)

第136回学位授与式で7184人が巣立つ
2017年度同期会が誕生し、3人の代表議員が承認

3月24日(土)第136回学位授与式が、桜花爛漫、門出にふさわしい晴天のもと日本武道館において、午前(9:45~)と午後(13:45~)の2部制にて厳粛に行われた。

 司会進行は、経営学部経営学科4年の伊原弘将さんと、社会学部メデイア社会学科4年の重松沙恵さんが務めた。学位記授与に先立ち、法政大学交響楽団による荘厳かつ祝典にふさわしいクラシック音楽が奏でられ、その後、校歌演奏にあわせて校旗を先頭に総長、校友会、後援会会長をはじめ各学部長、来賓などの関係者が入場して式典は幕を開けた。

 冒頭に総長の告辞があり、田中優子総長は、法政大学が社会のさらなる信頼向上を得ることを目指して、2016年度初頭に発表した大学憲章に冠した「自由を生き抜く実践知」に関連して、「まず皆さんは卒業後においても『自由を生き抜く』という姿勢を大事にして欲しいと強調、そして、『あなたにとっての実践知体験は何か』という問いを忘れずにし、その解はこれから生きていくなかで考えて欲しいと強調、結びとして、法政大学コミュニティ、つまり校友会の一員として一緒に、この変化の激しく厳しい社会を、希望をもって乗り越えていきましょう」と、卒業生へのメッセージを力強く発信した。

 次いで、学位記授与が行われ、博士学位33人(うち2人欠席)は各人が、また修士学位、専門職学位、学士学位等は、それぞれの総代が学位記を受けた。

 続いて、来賓祝辞に移り、校友会の桑野秀光会長(60法)は、「卒業生の皆様は、本日よりほぼ全員が一般社団法人法政大学校友会に入会し、2017年度同期会の一員となります。皆さんの声が校友会本部に届くよう、年度同期会の代表3名を大学より推薦していただきました。」と述べた。続いて、「人生100年時代が来ると言われる今日、社会はVUCA(ブーカー)の時代、つまり、市場環境が変動的で不確実、かつ複雑で曖昧模糊な混沌とした状況にあり、予測困難な時代となりました。そしてIoT、AI、ビッグデーターの活用、破壊的イノベーターが登場し、グローバルな業界再編が進んでいき、社会全体の効率化が進む一方、倫理面やプライバシー侵害が生ずる懸念があります」と紹介された。さらに、「このようなVUCAワールドを生き抜いていくためにも、今後、皆さんは法政大学憲章である『自由を生き抜く実践知』」を心の柱に立てて、積極的に情熱的に活躍いただきたい」との言葉をもって、卒業生への餞(はなむけ)とされた。

 次いで、社会学部社会政策学科の三井美月さんが、実りある学生生活を過ごすことができ、ひとえに先生方や友人などのおかげであるとの趣旨で卒業生答辞を述べた。

 最後に会場の全員が起立して、応援団団長の人間環境学部人間環境学科4年向井友祐さん指揮のもと、校歌を高らかに歌い、めでたく学位授与式は終了した。

 閉式後、校友会事務局の中村寿美子総務部会長が、2017年度卒業生を代表して、校友会のさまざまなご提案などをお願いする方々の紹介を行い、経済学部の安達 暉(あだち・ひかる)さん、法学部の林 美萌(はやし・うのは)さん、文学部の松田共世(まつだ・ともよ)さんが登壇されて、2017年度の年度同期会が誕生しスタートを切った。

 
 
2017年度学位授与式
 学位授与式 桑野秀光校友会会長挨拶
2018年3月24日
 今日の良き日に法政大学を卒業される皆様は多感な年頃を法大で過ごされ、様々な知識を身につけられ、又サークルやゼミで共に学んだ友との交流は何物にも代え難いものです。しかし、皆様も今日から立派な社会人です。そして一般社団法人法政大学校友会にほぼ全員が入会していただき、2017年度同期会の一員となります。皆さんの声が校友会本部に届く様、年度同期会の代表3名を大学から推薦していただきました。後程、校友会事務局から紹介しますので御承認をお願いします。
 
皆さんが卒業されて活躍されるどんな社会になっていると思いますか。
先ずは長寿命化が進み人生100年時代が来ると言われています。老後の資産不足に備える動きが広まる。車も100年に一度の変化が起きており、内燃機関を載せた自動車の時代が終りEVへの転換が加速すると言われています。家電業界もパナソニックが100年目挑戦で電池とモーターのユニット会社になるのか何の会社か分からなくなってきました。もしかしたら100が今年の流行語大賞になるやもしれません。
もう少し掘り下げて見ますと様々な環境変化が起っております。それはVUCAブカまたはブーカーとよばれるビジネス用語です。Vは変動性、Uは不確実性、Cは複雑性、Aは曖昧性で頭文字を並べたものです。今はVUCAの時代と言われています。今後の経済状態は極めて予測困難です。IOTやAI、ビッグデーターの活用が広がり、破壊的イノベーターが続々と登場、グローバルな業界再編も進む事も考えられます。
しかし一方ではAIやビッグデーター分析と言った技術が研究開発から実用化の段階へ入ってきました。社会全体の効率化も進む一方、倫理面の問題やプライバシーの侵害が生じる懸念もあります。特に雇用や処罰と言った人生を大きく左右する重要な判断に際しては人が介在することを求める動きが先進国を中心に強まっているという報告もあります。
 
それでは皆さんはどんなことを考えて行けば良いのか。ギャラップの国際比較では「仕事に熱意を持って積極的に取り組んでいる」従業員の比率は何%か調べました。調査した139ヵ国の中で日本は132位と最下位級であり、5%しかいない。日本人の仕事熱心は過去のものと言っています。但し与えられた仕事を指示通りこなす受け身の勤勉性は高い。しかし、自ら主体的に仕事に取り組む姿勢に欠けており、これではイノベーションは生まれないと結論づけております。
 
このような調査結果を含めてどの様な心のささえをもってブーカー(VUCA)ワールドを生き抜いて行けば良いのでしょうか。私の結論は法政大学憲章「自由を生き抜く実践知」、これこそ心の柱に立てて、ブーカーワールドを積極的に情熱的に活躍して戴きたいと申し上げお祝いの言葉と致します。おめでとうございました。






(文・中村龍太、構成と写真・伊藤正義)

 

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